- くもんって、何歳から始めるといいの?
- まだ未就学児だから、習い事は早すぎるかな?
- 小学校入学前にどんなことをしておいたらいい?
くもんは年齢や学年を問わず、何歳からでも始められる学習法です。とはいえ鉛筆がうまく持てない、読み書きができないといった年齢では、早すぎるのではないかと心配する人も多いです。
くもんにはいつからでも始める価値があります。早ければ早いほど学習習慣が身につきやすく、勉強を生活の一部にできるからです。この記事では、くもんを始める年齢別のポイントや早く始めるメリット・デメリットについて詳しく解説します。
当記事を読むことで子どもに最適なくもんの始め方や教室選びのポイント、学習効果を最大限に引き出す方法が分かります。
何歳からでも始められるくもんの特徴
くもんの大きな特徴は、1人ひとりの子どもに応じて学習に取り組める点です。学習習慣の基礎となる以下について説明します。
- 年齢や学年の枠にとらわれない
- 少しずつ問題の難易度が上がる
年齢や学年の枠にとらわれない
くもんの学習方法は、年齢や学年に関わらず、個々の能力に合わせて学べる点が魅力です。学年を超えて先取り学習を進めたり、基礎からやり直したりできます。算数が得意な子であれば、難しい問題にもチャレンジしていけます。国語が苦手でも、基礎から学び直せるので理解を深めることが可能です。
1人ひとりにあわせたステップにより無理なく学習を進められるので、自信を持って次のレベルに進めます。学年や年齢に関係なく、各自の進捗に合わせて学習を進められる環境は、子どもの成長にとって重要です。くもんの柔軟な学習方法により、子どもの学力向上だけでなく自主的な学習態度も育まれます。
少しずつ問題の難易度が上がる
くもんでは、わかりづらい部分からではなく、簡単なコンテンツから学習を始めます。少しずつ難易度を上げていくことで、無理なくステップアップできるからです。子ども自身が成長を実感しやすく、達成感を味わえます。
途中でつまずいたときは、わかりづらくなった原因を把握し、次第に複雑な問題に挑戦していきます。小さな成功体験が積み重なるので、自信を持って学び続けることが可能です。
くもんは何歳から始めるべきか
くもんはいつからでも始められます。年齢層に応じたメリットは以下のとおりです。
- 0~2歳では学ぶ楽しさを知るきっかけ作り
- 3~5歳では文字や数の基礎を楽しく学べる
- 小1~小6では自己学習の習慣がつく
- 中1~高3ではニーズに応じた指導が受けられる
- 大人にはリカレント教育の一貫になる
0~2歳では学ぶ楽しさを知るきっかけ作り
0〜2歳の段階では、親子で楽しむことを大切にします。日常生活の中にたくさんある、学びのヒントを自然に取り入れると効果的です。基本的な生活習慣を身につけながら、手先を使った遊びで発達をうながせます。感覚遊びで五感を刺激することも重要です。
以下の遊びも学びにつながります。
- 絵本の読み聞かせをする
- 手遊び歌を歌う
- 数を数える歌を歌う
- 簡単なパズルゲームをする
言葉や数の概念も、数え歌や簡単なパズルゲームなどで遊びながら学べます。
3~5歳では文字や数の基礎を楽しく学べる
3~5歳は、基本的な読み書きや数字の認識が急速に進む時期です。好奇心旺盛で新しいことに対する興味が高まるので、学びの楽しさを体験すると学習への意欲を自然と引き出せます。
社会性の発達が進む時期でもあるので、くもんの教室での集団学習が役立ちます。友達と一緒に学ぶと、協調性やコミュニケーション能力が養われるからです。集中力が伸びる3〜5歳時期にくもんを始めると、文字や数字に対する興味を育みやすくなります。
語彙力がある子どもは自分の気持ちを相手に伝えられるので、感情のコントロールが上手です。簡単なルールや指示を理解し、約束を守れるようになります。くもんで提供される多様な教材が、読み聞かせや絵本を楽しむ時間を豊かにしてくれるでしょう。
「お風呂で10数えたら上がる」と決めて親子で一緒に数えたり、日付を見て確認したりするなど、数字への好奇心は日常の中で育めます。くもんの教具やカードを使うと好奇心の幅を広げられるので、学びへの興味が深まります。
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小1~小6では自己学習の習慣がつく
小学生に大切なのは勉強の土台作りです。以下のことが、くもんで身につきます。
- 学習習慣と集中力がつく
- 1人ひとりの力に応じた学習を、自分で決めて行います。無理なくできるところを繰り返し、自信と習慣を身につけます。
- 自己肯定感を持つ
- 自分でできることの積み重ねにより、勉強に自信が持てるようになります。
- 基礎学力と考える力がつく
- 楽しく出来るところから始めて少しづつレベルを高めていく教材なので、確かな学力と考える力が身につきます。
- 自ら学ぶ力、自主性が育つ
- くもんでは一斉授業を行いません。子どもは与えられた教材を自分で考え、解き進みます。学習を定着させつつ進むので挑戦する意欲が育まれます。
くもんでは、理解度に応じて学習進度を調整できるので、子どものペースで学習を進めることが可能です。くもんの教室では、わからないことがあればすぐに先生に聞けます。個別対応の教材とサポートがあるため、基礎から応用まで段階的に学べます。
中1~高3ではニーズに応じた指導が受けられる
くもんの最大の特徴は、子どもたちの自立心を育成することです。自ら考えて答えを導き、問題解決能力を高める中1〜高3までのプログラムは、基礎から応用まで幅広くカバーしています。高校や大学受験に備えた学習環境が整っているため、志望校合格を目指す戦略的な学習が可能です。
学校の授業ペースに合わせながら、個々の進度に応じた指導が行われます。定期テストや模試の対策も充実しており、問題解決能力や論理的思考力の向上が期待できます。
くもんの中1から高3向けのプログラムは、受験に備えた基礎固めを行いながら、個々の学習ニーズに応じた指導が受けられるのでおすすめです。
自主学習の習慣がつけやすい環境が整っているため、受験期のストレスを軽減しながら学習できます。
» くもんの月謝はいくらかかるの?
大人にはリカレント教育の一貫になる
くもんは大人でも始める価値ある学習方法です。大人がくもんを利用する理由は、自分のペースで学習できる点にあります。仕事や家庭の都合に合わせて学習計画を立てられるため、無理なく続けることが可能です。
大人がくもんを取り入れるメリットとして、以下のことが挙げられます。
- 新しい学びにチャレンジできる
- 学生時代に学んだことを学び直せる
- 教養や知識を身につけられる
- 資格取得のための基礎固めができる
くもんでは多彩な教材から興味に応じて選べるので、学びの幅が広がります。柔軟なカリキュラムによって、自分のレベルや目的に合った学習が可能です。大人がくもんを始めることで、新しいスキルや知識を身につけるだけでなく、日常生活における自己肯定感も高まります。
くもんを早く始めるメリット
くもんは一歩ずつ階段を登るように学習を進めていける教材です。何度も繰り返しながら学習を定着できるので、早く始めるのに越したことはありません。なるべく早く、くもんを始めた方がいい理由は以下のとおりです。
- 自主性が育つ
- 基礎学力が向上する
- 学習習慣が身につく
くもんでは学年を超えての先取り学習が可能です。余裕をもって学校の授業に取り組めるため、理解のスピードが格段に早くなります。授業が復習になることで、学習の定着率もよくなります。
自主性が育つ
くもんで自主性が育つ理由は、自習が中心の学習方法で、子どもに主体的な学びを促すからです。くもんでは自分で計画を立てて学習を進めていきます。問題を解くのに必要なのは、子ども自身の力です。新しい課題に入る教材には例題や解説が設けられ、スムーズに学習できる工夫がされています。
学習に対する責任感が育まれることで、自己管理能力が高まり、将来の自己成長につながります。くもんでは、すぐに問題の解き方を教えることはありません。子どもが自分で気づき、自主性を自然と身につけることを大切にしています。
基礎学力が向上する
くもんで基礎学力が向上する理由は、教材が基礎から応用までを網羅的に学べるように設計されているからです。くもんでは計算問題や読み取り問題を、すらすらできるレベルまで高めてから次の段階的に進むようになっています。短時間で瞬間的にわかるレベルまで繰り返し取り組むので、学習の定着に効果的です。
基礎学力は全ての学びの元になります。くもんの自学自習により、高い自制心とやり抜く力を身につけられます。子どもたちは苦手科目を克服でき、自信を持って学習に取り組めます。
学習習慣が身につく
学習習慣が身につくことは、くもんを早く始める大きなメリットです。毎日少しずつ取り組むことで、学習が自然と日常の一部になります。継続することで集中力が養われ、結果として学習の質が向上します。くもんでは自宅でも取り組める教材が提供されるため、自分のペースに合わせて学習可能です。
くもんでは個別指導が行われるので、無理なく継続できるのが特徴です。子どもが宿題でつまずいていても、親が教える必要はありません。わからないところは先生と相談し、子どもが解き方を考えます。次回の宿題の分量も子ども主体で考えることで、自主性が育まれるようになっています。
くもんを早く始めるデメリット
くもんを早く始めるデメリットは、学習が子どもにとって負担になる可能性がある点です。デメリットとして、以下を説明します。
- 過度なプレッシャーの可能性
- 遊び時間の減少
過度なプレッシャーの可能性
早期にくもんをはじめると、子どもにプレッシャーがかかることがあります。子どもが無理に難しい問題に取り組むと、ストレスにもなるからです。親の期待を掛けすぎるのも問題です。成績や進度に対する過度な期待が、子どもにとってプレッシャーになる可能性があります。
周りの子どもたちとの間で、競争意識が強くなる場合もあります。無理に進度を早め、子ども自身のペースで学ぶことが難しくなると、基礎学力の獲得に逆効果です。子どものストレスを感じた時は、先生に相談しましょう。
教室での学習時間を減らしたり速度を緩めたりするなど、宿題の量を調整することで問題解決できることがあります。
遊び時間の減少
遊びの時間が減ることも、くもんを早く始めるデメリットの1つです。くもんの学習時間が増えると、他の遊びや自由時間の減少も考えられます。くもんの学習を「勉強の時間」としてやらせるのではなく、子どもが自分から「やりたい」と思える工夫が必要です。
子どもが小さい場合は、遊びの中に学びを取り入れることがおすすめです。絵本の読み聞かせをしたり、一緒に絵を描いたりして学びの基礎を育みましょう。
子どもの自主性を引き出すには、好奇心と達成感が不可欠です。5歳くらいになると友達のやっていることが気になったり、自分と比べたりするようになります。子どもが文字や数字に興味が持てるように日常の中で声掛けをし、できることを積み重ねていきましょう。
くもんの教室を選ぶときのポイント
くもんの教室を選ぶ際には、見学や体験をおすすめします。教室選びのポイントは以下のとおりです。
- 子どもと先生の相性
- 教室の雰囲気や生徒たちの様子
- 送迎の利便性
子どもと先生の相性
子どもがリラックスできる先生を選ぶことが大切です。面談や体験授業を通じて、先生の指導方法や子どもとのコミュニケーションの取り方を確認しましょう。子どもが質問しやすい雰囲気か、親も安心して相談できる先生かを判断します。
子どもの個性や学習スタイルに合った先生を選ぶことも重要です。先生の経験や専門知識も考慮すべき点ですが、最も大切なのは子どもと先生の相性です。相性が良ければ、学習のモチベーションも自然と向上します。
教室の雰囲気や生徒たちの様子
教室の雰囲気や生徒たちの様子を見ると、学習に集中しやすい環境が整っているかがわかります。学習環境は、子どもたちが集中するために重要です。見学の際には以下の点に注目しましょう。
- 子どもたちは集中して学習に取り組んでいるか
- 先生と子どもとのコミュニケーションは円滑に行われているか
- 教室は清潔で整理整頓されているか
子ども同士がライバルとしてほどよい緊張感があり、先生に質問しやすい温かな雰囲気の教室が望ましいです。くもんは教室が開いている時間なら、好きな時間に通えるところがほとんどです。実際に子どもが通う時間帯の教室の様子を見てください。
学校とは違う友達ができるのも、くもんのいいところです。友達同士で競い合ったり助け合ったりしながら学ぶ姿も見られ、協力し合いながら学習を進められます。
送迎の利便性
くもんの教室選びにおいて送迎のしやすさは重要なポイントです。教室の立地が自宅や学校から近いと、時間の節約になります。公共交通機関のアクセスが良い場所ならば、自家用車が使えない場合でも安心です。
以下の条件が揃っているとさらに便利です。
- 駐車場が完備されている
- 教室の開始・終了時間に幅がある
同じ地域にくもん教室が複数ある場合、選択肢が広がります。安全なルートで送迎できることも大切です。近くに親が待機できるカフェや施設があると、待ち時間を有効に使えます。
まとめ
くもんは年齢や学年に関係なく、いつからでも始めることが可能です。早く始めれば、自主性や学習習慣が身につきます。集中力や応用力、発想力の元となる基礎学力の向上がメリットです。問題の難易度は少しずつ上がるため、子どもたちは自分のペースで学習を進められます。
くもんは一斉授業が行われない、個別指導制です。1人ひとりにあったペースで学習を進められます。自主性や基礎学力が向上する一方で、過度なプレッシャーがかかることや遊びの時間が減るデメリットも考慮してください。子どもの好奇心や興味が十分に育つまでは、遊びの中に学習を取り入れましょう。
子どもと先生の相性や教室の雰囲気も重要です。教室に通う他の子どもの様子にも注目します。先生には学習だけでなく、子育ての相談もできます。まずは無料体験に参加し、子どもの様子を見てみましょう。
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